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■第200号 2016年 5月16日

 

問題解消に向け実証実験に乗り出す国交省〜

「長時間労働実態大阪編、6割の事業者が労基法違反」

 長時間になりがちな労働時間問題に悩まされているトラック運送業界だが、大阪府内で運送事業者の半数以上となる約6割で、長時間労働に関する違反があることがこのほど、大阪労働局の昨年の定期監督結果で明らかとなった。これを受けて、国土交通省は「違反率が全業種の中でもっとも高く、勤務の過酷さが労災件数にも反映している」として、今年度から2年かけて、長時間労働の解消に向けた実証実験に乗り出すことを決めた。同局によると、15年に定期監督を実施した大阪府内の「道路貨物運送業」の事業所は261カ所で、このうち58・6%にあたる153カ所で労働時間の違反があった。違反率は全業種の中でもっとも高く、14年の59・6%と同程度だった。労働基準法では労働時間を1日8時間、週40時間(続きは本紙をご覧下さい)


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